【映画】 スパイダーマン2
言わずとしれた人気アメコミの映画化第二弾。アメコミ史上最も弱いヒーローだ。今回もストーリーの中心はスパイダーマンであり続けようとする主人公の葛藤。そりゃサイドビジネス(しかもお金にならない)でスパイダーマンをやってたら、仕事は続かないし大学の授業だっておろそかになろうというものだ。愛する彼女に気持ちを打ち明けたら敵に狙われるからと愛してないフリをしたり。原作は全く知らないのだけど、「敵」についても、例えば地球制服を狙う“どっから見ても悪”というものでもなくて、科学の発展にためにと思ったのに夢が暴走し自分を見失う科学者だったりする。だからとっても人間くさい。善と悪の明確な対立がない分、内面の葛藤に向かわざるを得なくて、そこがまた魅力なのかなとも思ってみたり。シリーズ3作目は親友との対決らしい。その伏線もバッチリ。
突っ込みどころは満載だが、こういうのは遊園地のジェットコースター気分で見るもの。スパイダーマンの目線になって摩天楼の間を飛翔していく気分が爽快。