人のつくったご飯
ある制作会社のトイレに貼られていた注意書き。
病気を押して出社するのは、迷惑以外のなにものでもないですもんね。
最近またはしかの流行がニュースになっていてびっくりです。
あんなに恐ろしい病気だったとは、という意味でも驚き。
子供の頃、普通に罹ったものなのに。
そういえば、アガサ・クリスティの「鏡は横にひび割れて」という短編が
はしかが殺人の動機だったような。
現実世界においては、
悲劇的なことがないまま収束しますように。
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たぶん昔からそういう人はたくさんいたと思うのですが、最近声に出して言っても
よくなったことに「人がつくったご飯は食べられません」というのがあります。
「実は人が握ったおにぎり食べられなくて。コンビニのは全然平気なんだけど」
と打ち明けられたことが何度もあります。
そういう人たちも、レストランの食事は大丈夫だそうです。
最近おもしろい例で、
「結婚して奥さんの料理に慣れたら、実家の母のカレーが食べられなくなった」
という人がいました。
たぶんそういう人は『内』と『外』がきっちり線引きされているんでしょうね。
奥さんとつくる家族が内、実家はもう外になってしまったというか。
心理的なものに左右されるわけで、興味深いですね。
私はかねてより「人がつくったもんならなんでもおいしい」と言ってきましたが、
さらに「ホットクックとヘルシオがつくったもんはめちゃおいしい」と機械まで
登場するようになった昨今です。