書籍・雑誌

2018/12/12

ノベライズ「雪の華」

Photo

12月27日 映画「雪の華」のノベイラズが発売になります。

9月に取材に行ったのは、フィンランドのレヴィ、ヘルシンキでした。
(やっと言える……)

お話をいただき、台本を読んだ瞬間、「これ、行かなきゃ絶対書けない」
と思いました。
まだ編集が終わったばかりの出来立てホヤホヤの映画を見せてもらった
のが8月だったかな。
観ても、やっぱりムリ、と。

とにかくレヴィとヘルシンキに行こう!と決め、いろいろ調べて決めた
旅行代理店がフィンツアーさんでした。
フィンツアーさんは偶然にも映画の協賛会社。
おまけに撮影時にも現地でいろいろ手配されていたそうで、私の望む
ことを何から何までわかってくださって、レヴィの観光局の方に1日
アテンドの手配までしていただき、本当に助かりました。

ヘルシンキで1日アテンドしてくださったのは、「かもめ食堂」の
アソシエイトプロデューサーを務めた方で、すべてのロケ地を案内して
いただき、フィンランドの人や習慣について学ばせてもらいました。

私の日頃の行いが悪いのか?
残念ながらオーロラは見ることができませんでしたが。
でも、物語の中の美雪と悠輔が歩いたところは全部見ました。
ノベライズといっても、映画に登場するシーンだけではありません。
シーンとシーンの間をつなぐエピソードをオリジナルで創っています。
なので、映画に登場しない、小説版だけのキャラクターも出てきます。
レヴィ、ヘルシンキの見どころもたくさん盛り込んでいます。

そして、期限つきのせつない恋の行方。
いろんな楽しみ方ができるのではないかと思います。

来年はフィンランドとの国交100周年だとか。
映画もノベイラズもたくさんの方に楽しんでいただけますように。


2018/05/29

サイコパス

ベストセラーというのは、情報が自然と耳に入ってきて、ついつい読まなくてもいいや
となりがちです。
この本もそんな一冊。

読むと聞くとじゃ大違い。
目からウロコの連続でした。

サイコパスというと、連続殺人犯などを思い浮かべがちですが、実際は
人口の1~4%もいるというのです。
100人いたら少なくとも2人や3人はいる。
それも程度問題もあるので、この人なんで人の痛みがわからないんだろう、
とか、なんで嘘ばっかりつくんだろう、という人に出会ったことは誰しも
あるはず。

過去には、織田信長なんかはそうだったんじゃないかとか、トランプ大統領など
は間違いなくそうだろう、なんてこともあるらしいです。

私も経験あり。
なんと冷たい人だろう、なんでこんなひどいことができるんだろう、という人に
つかまっちゃったことがあるのですが、脳の器質が原因だとすると
(詳しくは本を読まれたし)
妙に納得。
そして、対処法としては、そもそも本人が異常だとか治したいなどと
思わないのだから、逃げる!一択なのです。
なるほどなあ。

いろんな人がいる、価値観もいろいろ、そして脳のつくりもいろいろ
そんなことを知るだけでも勉強になります。

2017/11/25

ノベライズ「8年越しの花嫁」

12月に公開になる映画に先立ち、本日発売となりました。

「ひよっこ」の時は、決められたページ数にシナリオのすべてを収めることはできず、
泣く泣くカットしたエピソードがたくさんありましたが、今回は映画シナリオにない
オリジナルのエピソードをたくさん書くことができました。

偶然にも、このお話は、「奇跡体験!アンビリバボー」でも取り上げ、私が台本
を書いた、というご縁もあり、中原ご夫妻には個人的に勝手に親近感を
感じていました。(お目にかかったことはないですが)
ノベライズも書くことができたのは光栄でした。

眠り続ける恋人を待つこと。
一体どれだけの人ができるでしょう。
でも、中原尚志さんは全く何の疑いもなくひたすら麻衣さんを支えて
いました。
それを簡単に「愛があるから」なんて言っちゃうのは、軽すぎるんじゃないか、
そう思えるほどでした。

読んだ人、映画を見た人が、それぞれの自分だったら?と考えて
いただけたらなと思います。


映画ともどもよろしくお願いします。

2017/10/15

集中力ということ

集中力が欲しい、集中力さえあれば……
そのことがもうずっと強迫観念のようになっていた気がする。
思い余って催眠療法に行ったことすらある。

ところが。
そういう思いこそが、実は集中するためのノーミソづくりから遠ざかって
いたのだと、最近知った。

集中力が欲しい!と思えば思うほど、脳は「私にはないないない!」とインプットし
コンプレックスを増すばかりだからだ。

それに、今年に入って出席してみた集中力セミナーや何冊かの本で、実は
集中力(=フロー状態)をつくるのは、別に根性とか性格とか関係なく、
ある程度テクニックなのだ、ということを知った。
テクニックなら、能力は関係ないと気持ちが楽になった。

以来、実践している。

それでも、最近ずっとここに書いているように、忙しいと頻発するミス。
これは防げずにいた。

そんな時出た本。

新刊記念講演も申し込んであったので、出掛けてみた。

すっっっごくタメになった。
(ファンが大半だったようで、著者個人に関するクイズには引いたが)

そうかー、そうだったのか!
目からウコロの数々。

ミスの原因は大きく4つ。
1 集中力の低下
2 ワーキングメモリの低下
3 脳疲労
4 脳の老化

つまり1~4全部。
つまりは自分のノーミソのキャパを超えていろんなことをやっていた
ということ。

特に最近の忘れ物の原因はインプットのしすぎだと気づいた。
Audibleを使うようになってたから、一歩外に出る時にはイヤホンで
朗読を聞いていたけど、これはせっかく歩きながらボーッと考え事を
まとめたり整理したりする機会を奪っていたのだ。

まず何か聞きながら歩くのを完全にではないがやめてみた。
スマホでニュースやコラムなどを読むのを最低限にしてみた。

まずはこんなところから。
確かに違う。
他にもいろんなテクニックがあるので、気になる人にはおススメの一冊。


2017/09/12

「ひよっこ」ノベライズ下巻発売

放送も残りわずかとなりましたが、9月11日発売になりました。

後半は時間との戦い!
ドラゴンスピーチ大活躍でございました。

ビバ!音声変換!


今日は夜、「ひよっこ」打ち上げ。
ドラマ部門にはなんの関係もない私としては気が引ける。。
でも、出版部門の皆さんにご挨拶はしたいので、ちょっとだけ顔を出して
すぐに失礼しようと思う。
さぞキラキラとまぶしい会場でございましょう。

2017/04/30

時間を有効に使うこと

もう長いこと自分の課題は「集中力」だ。
ギリギリまで手をつけられない、
だらだらして時間ばっかり過ぎていく、そんな毎日に自分でうんざりしてしまう。

日本人はなんとなく勤勉で仕事ができる、というイメージが長いこと
あったと思うけど、実は労働生産性は先進国で最下位!なのだそうだ。
周囲を見渡せば、できる人たちが夜遅くまで熱心に仕事をしている、と
思うのだけど、そんな人ばかりでもないってことなのだろう。

ところが、世の中には人の4倍仕事して、人の2倍遊んでいる人もいる。

この本を書いた樺沢紫苑氏だ↓
氏の一日はもううらやましいくらいに充実している。


無理に集中力を上げるのではなく、集中できる時間を選んでそれに適した
仕事をしなさい、体調を整えなさい、ということが実に効率的に書かれている。

人生には限りがある。
となれば、やっぱり上手に使うに越したことはない、と思う。
ちょっとしたテクニックなのだけど、なるほど!ということ満載。
おススメの一冊。


2016/02/15

本「エンジェル・フライト」

エンジェルフライト 国際霊柩送還士 (集英社文庫)
エンジェルフライト 国際霊柩送還士 (集英社文庫)佐々 涼子

集英社 2014-11-20
売り上げランキング : 67024


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

話題になった時に読もう読もうと思いながら、〈積ん読〉のままだった1冊。

海外で亡くなった人の遺体を敬意とともに修復して
送り届けるいわば「送り人」国際版という仕事をしている人たちのルポ。

すごい!
なんというか迫力が。
死者に対する敬意、遺族に対する優しさ。

こういう仕事を真剣にする人が世界の、いや日本のどこかにいると
いうことで救われる人がいるのだと思う。

おススメの一冊。

2016/01/20

36年後の「シャイニング」

スティーブン・キングの「シャイニング」といえば、大抵の人が
スタンリー・キューブリック監督の映画を思いだすと思う。

ジャック・ニコルソン、怖かったよね~、と。

私も学生時代に日比谷まで見に行って、その怖さに感動したのを
覚えてます。
世界的にも大ヒットした。

ところが、原作者のキングがこの映画の出来を気に入らず、自分で
改めて撮り直したのを知ったのは随分後の話。

でもって、こっちは全然面白くなかった……

今回、主人公の少年の36年後を描いた小説が出たので、改めて
「シャイニング」から読み返してみた。

ああ、なるほど。
小説の脚色を仕事にするようになった今だからわかる。

これは、映画としてこうするのが一番面白くなるからそうしたんだな、と。
でも、本当に著者が描きたかったのはそこじゃない。
わかるけど、そこはとっても観客には伝わりにくい……

そんな感じ。

そして、「ドクター・スリープ」
すごいのは、ちゃんと前作からつながるべくしてつながってること。
キングらしい、ストーリーテリングと細かい描写(時にしつこいくらい)の
鮮やかさ。

でも、夢中になって読みふける状態になったのは下巻の中盤過ぎから。

キング作品は初期の「キャリー」「クージョ」「ゴールデンボーイ」「痩せゆく男」
あたりからが好きで、ファンタジー寄りになっちゃってからはちょっと……。

それでも、好きな作家は?と聞かれたら、真っ先に挙げる作家であることに
間違いはありませんが。

ドクター・スリープ 上
ドクター・スリープ 上スティーヴン キング Stephen King

文藝春秋 2015-06-11
売り上げランキング : 124571


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


2014/12/23

このミス1位 やっぱりおもしろい!

その女アレックス (文春文庫)
その女アレックス (文春文庫)ピエール ルメートル 橘 明美

文藝春秋 2014-09-02
売り上げランキング : 13


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

このミス初め各種ミステリーランキング海外編で1位。

初めて読む作家だし、フランスの作品だし、どんなだろ?
と思いつつ、あっという間に引き込まれた!

1つの事柄が、次の章では全く見え方が変わってしまう。
その鮮やかな手法。

最近ちょっとやそっとのどんでん返しで驚かなくなった
スレた読者でも、これはうなると思う。

著者ピエール・ルメートルの他の作品を読みたくなり、
探してみたけど、まだ全然邦訳されてない。

差し当たり「死のドレスを花婿に」を取り寄せ読み始めたところ。
またまた不気味な展開に止まらなくなっています。

死のドレスを花婿に
死のドレスを花婿にピエール・ルメートル 吉田恒雄

柏書房 2009-07-24
売り上げランキング : 8624


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ちなみに国内編「満願」も珠玉の短編集。
さすがです。

満願
満願米澤 穂信

新潮社 2014-03-20
売り上げランキング : 128


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

2014/08/24

「海馬~脳は疲れない」

たまには読んだ本のレビューなど。

海馬―脳は疲れない (新潮文庫)
海馬―脳は疲れない (新潮文庫)池谷 裕二 糸井 重里

新潮社 2005-06
売り上げランキング : 2902


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

私は、集中力がない、というより集中状態に入るまで
逃げ続ける……という傾向があるので(ダメじゃん!)
なんとか立ち向かえる方法はないか、
というので、このテの本があるとつい飛びついてしまいます。

やっぱりあちこちで言われているように、
やる気というのは、とにかくやり始めれば出る!ということ。

そして、天才というのは「やり過ぎている人」ということ。
回りが引くほど仕事をし続けている人は結果も出るし
天才と言われるのですね。

あーだこーだいってるだけじゃダメ!っていうこと。

より以前の記事一覧