書籍・雑誌

2018/05/29

サイコパス

ベストセラーというのは、情報が自然と耳に入ってきて、ついつい読まなくてもいいや
となりがちです。
この本もそんな一冊。

読むと聞くとじゃ大違い。
目からウロコの連続でした。

サイコパスというと、連続殺人犯などを思い浮かべがちですが、実際は
人口の1~4%もいるというのです。
100人いたら少なくとも2人や3人はいる。
それも程度問題もあるので、この人なんで人の痛みがわからないんだろう、
とか、なんで嘘ばっかりつくんだろう、という人に出会ったことは誰しも
あるはず。

過去には、織田信長なんかはそうだったんじゃないかとか、トランプ大統領など
は間違いなくそうだろう、なんてこともあるらしいです。

私も経験あり。
なんと冷たい人だろう、なんでこんなひどいことができるんだろう、という人に
つかまっちゃったことがあるのですが、脳の器質が原因だとすると
(詳しくは本を読まれたし)
妙に納得。
そして、対処法としては、そもそも本人が異常だとか治したいなどと
思わないのだから、逃げる!一択なのです。
なるほどなあ。

いろんな人がいる、価値観もいろいろ、そして脳のつくりもいろいろ
そんなことを知るだけでも勉強になります。

2017/11/25

ノベライズ「8年越しの花嫁」

12月に公開になる映画に先立ち、本日発売となりました。

「ひよっこ」の時は、決められたページ数にシナリオのすべてを収めることはできず、
泣く泣くカットしたエピソードがたくさんありましたが、今回は映画シナリオにない
オリジナルのエピソードをたくさん書くことができました。

偶然にも、このお話は、「奇跡体験!アンビリバボー」でも取り上げ、私が台本
を書いた、というご縁もあり、中原ご夫妻には個人的に勝手に親近感を
感じていました。(お目にかかったことはないですが)
ノベライズも書くことができたのは光栄でした。

眠り続ける恋人を待つこと。
一体どれだけの人ができるでしょう。
でも、中原尚志さんは全く何の疑いもなくひたすら麻衣さんを支えて
いました。
それを簡単に「愛があるから」なんて言っちゃうのは、軽すぎるんじゃないか、
そう思えるほどでした。

読んだ人、映画を見た人が、それぞれの自分だったら?と考えて
いただけたらなと思います。


映画ともどもよろしくお願いします。

2017/10/15

集中力ということ

集中力が欲しい、集中力さえあれば……
そのことがもうずっと強迫観念のようになっていた気がする。
思い余って催眠療法に行ったことすらある。

ところが。
そういう思いこそが、実は集中するためのノーミソづくりから遠ざかって
いたのだと、最近知った。

集中力が欲しい!と思えば思うほど、脳は「私にはないないない!」とインプットし
コンプレックスを増すばかりだからだ。

それに、今年に入って出席してみた集中力セミナーや何冊かの本で、実は
集中力(=フロー状態)をつくるのは、別に根性とか性格とか関係なく、
ある程度テクニックなのだ、ということを知った。
テクニックなら、能力は関係ないと気持ちが楽になった。

以来、実践している。

それでも、最近ずっとここに書いているように、忙しいと頻発するミス。
これは防げずにいた。

そんな時出た本。

新刊記念講演も申し込んであったので、出掛けてみた。

すっっっごくタメになった。
(ファンが大半だったようで、著者個人に関するクイズには引いたが)

そうかー、そうだったのか!
目からウコロの数々。

ミスの原因は大きく4つ。
1 集中力の低下
2 ワーキングメモリの低下
3 脳疲労
4 脳の老化

つまり1~4全部。
つまりは自分のノーミソのキャパを超えていろんなことをやっていた
ということ。

特に最近の忘れ物の原因はインプットのしすぎだと気づいた。
Audibleを使うようになってたから、一歩外に出る時にはイヤホンで
朗読を聞いていたけど、これはせっかく歩きながらボーッと考え事を
まとめたり整理したりする機会を奪っていたのだ。

まず何か聞きながら歩くのを完全にではないがやめてみた。
スマホでニュースやコラムなどを読むのを最低限にしてみた。

まずはこんなところから。
確かに違う。
他にもいろんなテクニックがあるので、気になる人にはおススメの一冊。


2017/09/12

「ひよっこ」ノベライズ下巻発売

放送も残りわずかとなりましたが、9月11日発売になりました。

後半は時間との戦い!
ドラゴンスピーチ大活躍でございました。

ビバ!音声変換!


今日は夜、「ひよっこ」打ち上げ。
ドラマ部門にはなんの関係もない私としては気が引ける。。
でも、出版部門の皆さんにご挨拶はしたいので、ちょっとだけ顔を出して
すぐに失礼しようと思う。
さぞキラキラとまぶしい会場でございましょう。

2017/04/30

時間を有効に使うこと

もう長いこと自分の課題は「集中力」だ。
ギリギリまで手をつけられない、
だらだらして時間ばっかり過ぎていく、そんな毎日に自分でうんざりしてしまう。

日本人はなんとなく勤勉で仕事ができる、というイメージが長いこと
あったと思うけど、実は労働生産性は先進国で最下位!なのだそうだ。
周囲を見渡せば、できる人たちが夜遅くまで熱心に仕事をしている、と
思うのだけど、そんな人ばかりでもないってことなのだろう。

ところが、世の中には人の4倍仕事して、人の2倍遊んでいる人もいる。

この本を書いた樺沢紫苑氏だ↓
氏の一日はもううらやましいくらいに充実している。


無理に集中力を上げるのではなく、集中できる時間を選んでそれに適した
仕事をしなさい、体調を整えなさい、ということが実に効率的に書かれている。

人生には限りがある。
となれば、やっぱり上手に使うに越したことはない、と思う。
ちょっとしたテクニックなのだけど、なるほど!ということ満載。
おススメの一冊。


2016/02/15

本「エンジェル・フライト」

エンジェルフライト 国際霊柩送還士 (集英社文庫)
エンジェルフライト 国際霊柩送還士 (集英社文庫)佐々 涼子

集英社 2014-11-20
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話題になった時に読もう読もうと思いながら、〈積ん読〉のままだった1冊。

海外で亡くなった人の遺体を敬意とともに修復して
送り届けるいわば「送り人」国際版という仕事をしている人たちのルポ。

すごい!
なんというか迫力が。
死者に対する敬意、遺族に対する優しさ。

こういう仕事を真剣にする人が世界の、いや日本のどこかにいると
いうことで救われる人がいるのだと思う。

おススメの一冊。

2016/01/20

36年後の「シャイニング」

スティーブン・キングの「シャイニング」といえば、大抵の人が
スタンリー・キューブリック監督の映画を思いだすと思う。

ジャック・ニコルソン、怖かったよね~、と。

私も学生時代に日比谷まで見に行って、その怖さに感動したのを
覚えてます。
世界的にも大ヒットした。

ところが、原作者のキングがこの映画の出来を気に入らず、自分で
改めて撮り直したのを知ったのは随分後の話。

でもって、こっちは全然面白くなかった……

今回、主人公の少年の36年後を描いた小説が出たので、改めて
「シャイニング」から読み返してみた。

ああ、なるほど。
小説の脚色を仕事にするようになった今だからわかる。

これは、映画としてこうするのが一番面白くなるからそうしたんだな、と。
でも、本当に著者が描きたかったのはそこじゃない。
わかるけど、そこはとっても観客には伝わりにくい……

そんな感じ。

そして、「ドクター・スリープ」
すごいのは、ちゃんと前作からつながるべくしてつながってること。
キングらしい、ストーリーテリングと細かい描写(時にしつこいくらい)の
鮮やかさ。

でも、夢中になって読みふける状態になったのは下巻の中盤過ぎから。

キング作品は初期の「キャリー」「クージョ」「ゴールデンボーイ」「痩せゆく男」
あたりからが好きで、ファンタジー寄りになっちゃってからはちょっと……。

それでも、好きな作家は?と聞かれたら、真っ先に挙げる作家であることに
間違いはありませんが。

ドクター・スリープ 上
ドクター・スリープ 上スティーヴン キング Stephen King

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2014/12/23

このミス1位 やっぱりおもしろい!

その女アレックス (文春文庫)
その女アレックス (文春文庫)ピエール ルメートル 橘 明美

文藝春秋 2014-09-02
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このミス初め各種ミステリーランキング海外編で1位。

初めて読む作家だし、フランスの作品だし、どんなだろ?
と思いつつ、あっという間に引き込まれた!

1つの事柄が、次の章では全く見え方が変わってしまう。
その鮮やかな手法。

最近ちょっとやそっとのどんでん返しで驚かなくなった
スレた読者でも、これはうなると思う。

著者ピエール・ルメートルの他の作品を読みたくなり、
探してみたけど、まだ全然邦訳されてない。

差し当たり「死のドレスを花婿に」を取り寄せ読み始めたところ。
またまた不気味な展開に止まらなくなっています。

死のドレスを花婿に
死のドレスを花婿にピエール・ルメートル 吉田恒雄

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ちなみに国内編「満願」も珠玉の短編集。
さすがです。

満願
満願米澤 穂信

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2014/08/24

「海馬~脳は疲れない」

たまには読んだ本のレビューなど。

海馬―脳は疲れない (新潮文庫)
海馬―脳は疲れない (新潮文庫)池谷 裕二 糸井 重里

新潮社 2005-06
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私は、集中力がない、というより集中状態に入るまで
逃げ続ける……という傾向があるので(ダメじゃん!)
なんとか立ち向かえる方法はないか、
というので、このテの本があるとつい飛びついてしまいます。

やっぱりあちこちで言われているように、
やる気というのは、とにかくやり始めれば出る!ということ。

そして、天才というのは「やり過ぎている人」ということ。
回りが引くほど仕事をし続けている人は結果も出るし
天才と言われるのですね。

あーだこーだいってるだけじゃダメ!っていうこと。

2014/01/03

コーンウェル新作「死層」

どんなにガッカリすることがあったとしても、
この作家の本が出れば買う、
という作家の1人が私にとっては
パトリシア・コーンウェルです。

死層(上) (講談社文庫 こ 33-37)
死層(上) (講談社文庫 こ 33-37)パトリシア・コーンウェル 池田 真紀子

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知性と美貌を兼ね備えた主人公ケイ。
さすがにこの検屍官シリーズが始まった頃のワクワクする
ような展開はここ数年はパッタリ……

それでも前作よりはおもしろかった。

ミステリには珍しく(もないか)一人称一視点で語られるので、
事件の本質とは関係ない、「女としてそろそろヤバいワタシ」とか
「夫が部下となんかあるんじゃない?」的な心理描写に割かれる
部分が結構長くてウザくて、それでもなんかクセになる。

10年前にあった映画化の話はどうなったんだろ。
もう今さらでしょうが。

何はともあれ、今年の読了1冊目となりました。

本といえば……
モノ書きなのに読書量が少ないよねとある作家の先生に
指摘され、お恥ずかしい限り。
私の場合、年間200冊ちょい。

現在、買ったままの本が50冊ちょっとで、
Amazonのほしいものリストに入っているのが150冊。
う~ん。
キンドルのおかげで隙間読書は増えたものの
まだまだ。

小説は速読っていうのもなかなか難しくて。
ついつい味わっちゃうから。

でも、ネットで遊んじゃう時間を少しでも読書に振り向けたいなあ。
買いもしない品物をあれこれ比較して数時間って
バカじゃん!って我ながら思う。

ちなみに最近そのアホなネットサーフィンをしたのは、
リクライニングチェア。
読書によし、仮眠によし。
欲しい~。

しかし。
置く場所がない。
猫に爪とがれるのがミエミエ。

そう考えると絶対買えないのに~。
ついつい虚しく探しちゃったりして。

そーゆーのを今年はやめよう……と思ってマス。

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