連帯責任社会
なぜか猟奇殺人が出てくるドラマが大好きで、CSIシリーズ、クリミナルマインドシリーズはワクワクしながら観てきました。
今はWOWOWでやっている「ブロディガル・サン~殺人者の系譜」を観ています。
そんなにおもしろい~ってほどじゃないけど。
これ、観ていて、あー日本じゃ絶対にリメイク無理だな、と思いました。
23人も殺した殺人鬼を父に持つ息子が主人公。
FBIのプロファイラーだったけど、現場で問題を起こしてクビになり、今はNY市警の顧問という設定。
妹は地元テレビ局のキャスターだし、母親は大金持ちで優雅な生活。
日本だったら、加害者の家族が目立つ仕事に就くなんて、許されない風潮がありますもんね。
キャスターなんてまず無理でしょう。
こういうところ、アメリカは、罪を犯したのは本人であって家族は関係ない、と見るそうで、むしろ家族のケアや気づかう声が大きいそうです。
もちろん中には批判もあるし、実際ドラマの中でも、夫の名前を出した途端に、寄付をするといっているのに誰も来ない、という場面がありました。
でも、逃げ隠れして生きているわけじゃない。
もちろん息子は父のトラウマを引きずっていて、それがだんだん顕著になっていくというドラマの縦軸は存在するんですけどね。
日本では、殺人やわいせつ行為をした加害者の家族は、自殺するほど追い詰められることも多いと聞きます。
連帯責任という心情があるからです。
連座して責任を持つことで大きな事業をなし遂げてきた部分もあるのだと思いますが、一度負のループに巻き込まれたら、抜け出せないところが怖いですよね。
なんてことを考えつつ、このドラマは最後まで観ちゃうと思います。
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