オトナを教えるのは難しい
シナリオ講座の受講生はほぼ社会人です。
たまに大学生がいるくらい。
そもそも物書きになりたいなんて思うヤツは、ちょっと変わってる(自分も含めてです)。
人生経験がそれなりにあるから、細かいことまで説明しなくても、しみこみやすい点はいいのですが、大人だから、自己主張もするし、意見が衝突することもしばしば。
ときどき、エッ!?と思うようなことを言われて、びっくりします。
先日も1人トラブルがあってやめたけど(あれはあれでこっちもダメージくるもんです)、今度は熱心さがゆえのどうなんだ?という連絡。
卒業生の相談には、基本的になんでも乗ろうとは思っています。
フリーランスで泳いでいくには、あまりにも厳しい世界だし、先輩としてのアドバイスができることならしてあげたい。
デビューが決まったりすれば、個人的にご飯に連れ出すこともあります。
でも……
卒業生の作品指導はできないですよ。道義的に。
だって、今教えている子たちはみんな高い受講料を払ってる。
こっちもプロだし、仕事として教えている。
熱心なのはわかるけど、読んで!できれば会ってほしい!は違うんじゃないか?
お金を寄越せなんて言ってるわけじゃない。
むしろ払うと言われたら断る。
その気があるなら、受講しろ。
熱心なのはうれしいけど、それならコンクールにガンガン出しなさい、企画募集には応募しなさい、ですよ。
翻って。
ダンスに関しても同じだと思っています。(美容師さんやデザイナーさんも同様)
技術を習得するまでに相当な時間と資金を注ぎ込んで「今」があるわけだから、それを時間外にやってもらったときには対価を払うべき。
私はそう思っているので、レッスン中の動画撮影は自分の記録のためだけだから、ありがたくそのままいただいてますが、先生が時間外にパートナー先生(しかも別教室勤務)と踊ったお手本動画を送ってくれたときには、必ず対価をお支払いしています。
もしくは、それを好意でやってくれた時には、別な機会(例えばデモのお礼とか)にちょっと上乗せしてお返しするとかしています。
これは私個人の考え方だし、ポリシーだけど、なんというかマナーなのかなあと。
だからといって、ガツガツいくのが悪いと言っているのではないです。
私もデビュー前には、プロデューサーに企画を送りつけたりしたもんです。(いわゆる売り込み)
大抵は無視されたけど、たまに会ってくれた人もいました。
こういうのは、全然やっていいとは思うのです。(成功率は低いですけどね)
なんだろ……常識っていうことなのかな。
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