今年も静かに原爆の日が
2020年コロナ禍の中、広島と長崎で平和祈念式典がいつもより規模を
縮小して行われました。
私は広島・長崎方面には知り合いも親戚もいませんが、この作品に関わったことで
他人事とは思えなくなりました。
この作品に浸っている間は、気持ちは広島にあったからです。
この作品の脚本を任せていただけて、本当に光栄で幸せでした。
後にも先にも初稿で準備稿になったのは、この作品だけです。
毎週のように映画賞の授賞式に呼んでいただけた華やかな思い出もありますが、
今年からは悲しい気持ちでこの時期を迎えることになってしまいました。
3月の佐々部監督の悲報……。
もうあの怖いのに優しい笑顔に会えないんだと思うと、やっぱり泣けてきます。
佐々部監督とは、この作品の数年後、やはり戦争関連のラブストーリーで、
準備稿までいった作品があったのですが、映画につきものの成立には至らない
という憂き目に遭いそれっきりになってしまいました。
あのときも、「ちゃんとギャラもらったかー?」って自分のことを差し置いて
心配してくれたんですよね。(ちゃんといただきました)
コロナのせいで、お葬式にも参列できずちゃんとお別れできてないんです。
自然災害、疫病、そして戦争……
一点の曇りもなく世界の隅々まで平和ということはない世界ですが、
希望だけは失いたくないと思います。
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