バルカーカップ観戦記
バルカーカップ統一全日本ダンス選手権を観戦してきました。
ダンスの観戦自体が十年ぶりです。
頑張って早起きして1次予選から会場へ。
選手たちが目に飛び込んできた瞬間から、忘れていたその熱気に棒立ちになり
なかなか席に座れませんでした。
昨今はyou Tubeで世界トップクラスの試合も見られるようになりましたが、
あの熱量はやっぱり生で見ないとわかりませんね。
今まで節操なくあちこちで習ってきた(汗)先生たちの大半が出場していたので、
声援送り過ぎて喉が痛くなりました笑
今回はご招待いただいた関係で、右隣が紫吹淳さん、左隣が元統一全日本ラテンチャンピオンの
織田組という豪華な席でした(織田先生にワルツとタンゴを踊っていただきました!)
いつも思うのですが、何かでトップを極めた方というのは、人間的にもとても魅力的です。
織田先生を質問責めにして、決勝発表のシステムやら、優勝カップがたまったらどうするのか?とか
賞金の袋には何が入っているのか?などなどついつい取材モードに(おい)。
そして、実は、今回の観戦で最も心に残ったのは、織田組と紫吹さんのお話でした。
お食事の間のさりげない会話でしたが、そこには深い深いものがありました。
チャンピオンというのは、日本を代表して戦う立場。このプレッシャーは本当に苦しいものです。
二番という追う立場はどれほど楽か。
トップスターもまた同じ。全公演の責任を背負って舞台に立つ重圧はものすごいものがある、と。
その稽古時間を聞いてクラクラしました。
誰もが勝つために戦って、でも同時に、頂点を極めた人だけに見える景色がある。
栄光と孤高。激しくその場所を追い求め、経験した人にしかわからない。
決勝発表の時、笑顔でフロアに降りていく選手たちより、もう踊ることができず、
悔しさを必死で押し殺して拍手していた選手たちの表情が私には胸に迫るものがありました。
特にドレスチェンジをしてきた組は、それだけ賭けるものがあったのだろうと思うし。
頂点を極めるという体験などしたことのない凡人ですが、元チャンピオンが穏やかな顔で
語ってくれるからこそ、その厳しさがかいま見えた気がして、ああ、私も頑張ろうと
心から思えました。
観戦できて心からよかったと思えた1日でした。
最後に。私なんぞがベストドレッサー賞をいただいてしまい、フロアに引き出された時は
何の罰ゲームかと思いました。(あれなら踊れといわれた方がマシ!)
決まりましたと告げられて、あまりの緊張にフルコースディナーのお肉を半分も残して
しまったのは初めてのことです。
デモの時にはあがったことなんてないのに~。
私でごめんなさいってカンジでした。終わってから会う知り合いの先生に、
よっ!ベストドレッサー!とかおめでとー!とか生温かく祝福してもらい
穴がなかったら掘ってでも入りたい気分でした。
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