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2019/02/10

日米アルドル考

WOWOWで放送中の新アメリカン・アイドルがおもしろいです。

現在放送はベスト3から優勝者発表のラスト1回を残すのみ。
といっても、私は結果を知りたくて我慢できず、とっくに優勝者は知って
しまっていたのですが。

とにかく挑戦者たちがみんな個性的。
見た目とか全然こだわらない、学校ではいじめられてます、というコが
勝ち進むにつれてどんどんキレイになっていくのを見るのは楽しかった。
ベスト10ぐらいまでいくと、作詞作曲+楽器の演奏ができる人ばかり
が残るようになったり、実力の有無と個性がくっきり。

アメリカのリアリティショーは本当におもしろい。
「プロジェクト・ランウェイ」なんかもそうだけど、勝ち進んで精神的に疲れて
きた頃に家族にサプライズで会わせるという趣向がもれなくある。
ベスト3までいくと、プライベートジェットにリムジンで地元でライブですよ!
それも何万人も動員して。
アメリカ人が家族や地元愛を重要視しているのがよくわかる。

アメリカン・アイドルは歌手のオーディション番組ですが、挑戦者の動機は
まちまち。
もちろん心から歌が好きで、というのは同じだけど、中には幼い子供や
病気の親を抱えて、なんとしても一発当てたい!という切実な人もいます。
こういう人も強いのだけど、勝ち進んでくると、その必死さが裏目に出る。
自分を表現したい、とか、たくさんの人に感動を与えたいみたいな前向きな
動機と比べると、どこか切実すぎて、見ててつらくなるんですよねえ。

もう1つ、日本と全然違うなと思ったのは、自分の性的志向や恋人、結婚の
有無を前面に押し出すってこと。
18歳で恋人がすべてです!と言い切ったイケメン男子は、いいのか!?と
こっちが心配になったほど。
あとレズビアンで、妻は軍人です、とか、ニューハーフとしてステージに立つ
けど、思い切って男の姿も見せ、かつ婚約者も出したり。
これっていいなあと思いました。

恋愛厳禁なんて言われている日本のアイドルのなんと不自由なことよ。
彼らだってプライベートはあるんだから、ファンの気持ちはわからないでは
ないけど、私生活が幸せでこそパフォーマンスが上がるってこともあるでしょう。

そして、この番組は審査員がまたステキ。
大御所ライオネル・リッチー、ポップスの女王ケイティ・ペリー、
カントリー歌手として有名(知らなかったけど)なルーク・ブライアン。
彼らの素顔もかいま見られて面白かった。
特にプロとして音楽的なアドバイスはカッコいいな~とか、
反面、孤高のスターとしての寂しさがチラリと見えたりすることもあって。

この番組が最終回を迎えたら、しばらく心踊らされるリアリティショーは
見られない。早く次が始まってほしいです。

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