そういえば「万引き家族」を観た
ホントしつこくて申し訳ないですが、咽頭炎は一進一退です。
昼から夜にかけては、痛みも腫れもなく、まあしいていえばちょっとだるいかな、
くらいですが、朝は菌が繁殖するとかで痛いし、腫れ上がって化膿している、
というありさま。
もーっ、いつまで続くんでしょ。
で、タイトルの話。
もう1カ月くらい前になりますが、「万引き家族」を観てきました。
カンヌの威力は大きいのでしょうね、ハデな話ではないのに、
あの動員数は。
すごくよく練られた映画でした。
登場人物ひとりひとりに深い人生があり、けれどそれをあえて説明しない。
切り口だけがぶつけ合わされているカンジ。
あー、映画ってこれでいいんだよな、と思いました。
説明がなくても、観客は十分に想像力を働かせ推察する。
セリフが極端にない人物でも、ふとした表情ひとつで全部伝わってくる。
劇場から出てロビーへ降りていく途中で20代の女性が
「○○って、△△の妹ってこと?」
「あの名前は○○の名前?」
などとわかりにくかったところを語り合っていました。
「そうそう」「いや、そこはそうじゃなく」と口出ししたかった(笑)
実際人間関係と名前が入り組んでいて(そこがよく考えられている)
私も帰ってから人間関係図をつくって頭の整理をしたくらい
結構難解なところがあるのです。
そこに人生の深さがあるんですけどね。
でも、その二人の会話がフッと途切れたあとで、
「なんか心にしみるいい映画だったね」
「うん」
と言っていたのが、なんだかすごく嬉しかったです。
たぶんそれは私も映画を創る側にいる人間としての
応援みたいに聞こえたからなのでしょう。
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