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2005/07/11

朗読会 「耳なし芳一」

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「耳なし芳一」
出演/演出 有村肯弥
会場 みたか井心亭

という会に行ってきた。
三鷹駅から徒歩15分。実に静かな住宅地の中にある広い庭の日本家屋。
夕方からの開演で、徐々に薄闇に包まれ、やがてすっかり暗くなってしまう庭を自然の舞台背景に有村肯弥さんの朗読が始まった。

もちろんよく知っている話ではあるが、幻想的な語り口で語られると怖さが増す。

暗くなると、正面の庭に面したガラスに映るのは観客である自分たち。
異形の者が混ざっているような……なんて想像してしまうのは、有村さんのかもし出す独特のムードのせいだろう。

語り終わると、黒子がガラス戸を開けて庭へと退出するのだけど、ここで1つギョッとする演出が。
有村さんはずっとヘッドホンをつけたままで、きっと外からの音を遮断していたのかな?なんて思っていたのだけど、そのヘッドホンをはずし、長い髪を傾け、そっと手を耳に当てると……血まみれのガーゼが!?
ひー。

琵琶を奏でながら、白いスモークのたかれた庭の奥へと消えていく。
誰も咳払いひとつできない。拍手もできない。
観客みんなが固まるほど圧倒感。

終わった後は、なんと小川流で入れられた絶品のお茶とお菓子がふるまわれ、夏のひとときが過ぎていった。
ぜひまた第2弾をお願いしたいものだ。

それにしても、ハーンの作品は時を超えて語り継がれる。
圧倒的なプロットのおもしろさなんだろう。
モノ書きとしてはうらやましい。

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