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2005/02/03

「記憶の隠れ家」

小池真理子はかなり好きな作家だ。
女心を描きながらも甘くならない。色気がある。

これはミステリー短編集。ミステリーといっても、殺人事件が起こって犯人探し、というのではなく、主人公が何かのきっかけに記憶をたどっていき、隠された恐ろしい秘密が徐々に明らかになる……というもの。

全部で6編なのだけど、どれも秘密へのたどり着き方が見事。
「家」というのが共通のモチーフだ。
どれもすごく面白いけど、6本まとめて読むとある違和感が生じてしまうことだけは否めない。

それは……
狂気と自殺。
ほとんど全部に出てくる。
人はそんなに簡単に狂うかな?
そんなに簡単に自らの命を絶つのかな?
1本だけ読めば全然気にならないことがまとめて読むために感じてしまう。
それだけが惜しい。

記憶の隠れ家
小池 真理子

講談社 1998-01
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おすすめ平均
思い出してはいけない記憶…あなたにも
ありそうなコワサ
悲しくも美しい衝撃的なサスペンス

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